皆さんこんにちは^^漫画・作画チャンネルです!
今回は天州浦にこのショートストーリー漫画です!
『放課後の「マックス・ジャンプ」』

夕暮れ時。部活帰りのにこが、トレードマークのショートボブをなびかせながら颯爽と歩いていた。
ふと——公園の入り口で立ち止まる。
しゃがみ込んで、泣いている小さな女の子がいた。
「……どうしたんだ? そんなところで泣いて。迷子か?」

少女がしゃくり上げながら指を差す。
「ううっ……お姉ちゃん……。あのね、お気に入りのキーホルダーが……あんな高いところに……っ」
にこが視線を上げると——大きな街路樹の、人間の背丈を遥かに超えた高い枝に、キラキラした猫のキーホルダーが引っかかっていた。
「なるほど。風で飛ばされたのか。」
「……高さは約4.5メートル。この姿じゃ届かねーな……」

にこはカバンを地面に置き、手首のスマートウォッチをピッと操作した。
「ちっと眩しいから目ぇ瞑っててな」
「へっ! お姉ちゃんに任せな」
周囲に人影がないことを確認する。
「よし! いける!」
次の瞬間——身体を電撃が走る。
「ウォーデンクリフ・タワー!!」
——マジカル♡タワーに変身した。

空中でひらりと身を翻し、指先で正確にキーホルダーをキャッチ。
そのまま音もなく、猫のようにしなやかに着地する。
「ほら、これ。……もう失くさないように、しっかり付けておくんだぞ」
少女が口をポカーンと開けて見上げた。
「……すごぉい……! お姉ちゃん、魔法使いさんなの!?」

少女から満面の笑みで「ありがとう!魔法使いのお姉ちゃん!」「うん!すっごくかっこよかった!また困ったら助けてね!」と言われ、タワーは少し照れくさそうに頭をかいた。
「魔法使い、ね……。まあ、似たようなものかもな」
とぼそっと呟く。

ピピッ——スマートウォッチが鳴った。
「いっけね、夕食の準備しねーと!」
変身が解け、再びにこの姿に戻る。

「お嬢ちゃんも早く家帰んな! じゃあな!」
「うんっ! ありがとう!」
にこは再びショートボブをなびかせ、夕日に向かって猛烈なスピードで駆け出していった——。
いいねで応援してくれると嬉しいです!
この回について(作者ノート)
「マックス・ジャンプ」は、「日常の中の小さなヒーロー」というテーマで作ったショート1話完結ものです。普段のマジカル♡タワー回は怪人との戦闘がメインですが、この回はあえて戦闘なし・敵なし。「ヒーローの力を、たかが4.5メートルの木の枝に引っかかったキーホルダーを取るために使う」という、ちょっと笑える構成にしています。
こだわったのは、にこの**「クールな喋り方とヒーロー心の両立」です。「届かねーな……」と冷静に分析するシーン、「もう失くさないようにしっかり付けておくんだぞ」と少女に語りかける優しさ、最後に「やばっ、夕食の準備しねーと!」と現実に戻る生活感——この3つの顔の切り替え**を1記事で描きたかったんです。
技術的な工夫としては、変身シーン(コマ③)にウォーデンクリフ・タワーの電撃エフェクトを入れて、後のシリーズ「プリンセス・イビルゲート」と世界観を繋いでいます。「マジカル♡タワーの能力は100年前の天州浦の発明から続いている」という壮大な背景を、こんな日常回にもさりげなく仕込んでいるのがこだわりポイント。
少女が「すごぉい!魔法使いさんなの!?」と驚くシーンは、ChatGPT生成時に「子どもの目線で見上げる構図」を指定しました。タワーの跳躍力が異常な高さに見えるよう、地面と空のバランスを意識しています。
短い回ですが、**「ヒーロー=戦うだけじゃない、誰かのささやかな幸せを守る存在でもある」**というメッセージを込めた、個人的に思い入れの深い1作です。
🇬🇧 English Translation
This section is for international readers! Niko Tenshuura — the cool and no-nonsense member of the group — has a secret identity: the electrifying hero, Magical♡Tower.
『After-School “Max Jump”』
After-school. The sun was getting low.
Niko was walking home from club practice, her signature short bob catching the breeze — when she stopped.
At the entrance to a small park, a little girl was crouching on the ground, crying.
”…Hey. What’s wrong? Why are you crying out here? Did you get lost?”
The girl looked up, sniffling, and pointed upward.
“Uwuu… Miss… my favourite keychain… it’s stuck up there… waaaay up there…!”
Niko followed the girl’s finger. High in the branches of a large roadside tree — far above any normal person’s reach — a small cat keychain dangled and glittered in the breeze.
“Got it. Wind blew it up there, huh.”
”…About 4.5 metres up. No way I’m reaching that like this…”
Niko set her bag down on the ground. She tapped the smartwatch on her wrist with a quick pip.
“It’s gonna be a little bright — close your eyes for a sec.”
“Heh, just leave it to your big sis.”
She glanced around. Nobody nearby.
“Alright! Here we go!”
A surge of electricity crackled across her body.
“Wardenclyffe Tower!!”
——She transformed into Magical♡Tower.
She spun in the air — and caught the keychain between her fingertips with perfect precision.
She landed without a sound. Smooth. Like a cat.
“Here. …Don’t lose it again. Make sure it’s clipped on properly.”
The girl’s mouth dropped open.
”…Whoooaaa…! Are you a wizard, big sis?!”
The girl beamed up at her with a huge smile. “Thank you!! Thank you, wizard big sis!!”
Tower scratched the back of her head, looking just a little bit flustered.
“Wizard, huh… Well, I suppose that’s not far off.”
she muttered to herself.
Beep beep — Her smartwatch chimed.
“Oh no, I have to start dinner—!”
Her transformation released. She was Niko again.
“You head home too, little miss! Catch ya later!”
“Mm! Thank you!!”
She took off running — short bob flying, racing into the setting sun at full speed.
イラスト依頼について
にこや他のオリキャラのイラスト依頼も随時受け付けています。ご依頼いただく作品はもちろん手描きで丁寧に仕上げます🙏